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1770年(明和7年)11月場所 五日目結果・六日目取組

目次

1.五日目結果

1-1.二段目

番付しこ名番付しこ名
23東二8獅子垣不明羽黒山12
40東二6山分西二7秀ノ山23
31東二5甲山西二5荒飛23
05西二4岩ヶ楯不明君ヶ濱11
05東二3森山西二5荒飛33
03東二2柏戸西二6大山32

二段目の優勝争いは、東二6・山分が4-0と星を伸ばし、大きくリードしています。

1-2.幕内

番付しこ名番付しこ名
21東二1外ヶ濱西小結友綱40

全勝の友綱は、二段目力士相手に星を伸ばすチャンスでしたが、痛い引き分けとなりました。勝てば大関相当昇進が確実でしたが、六日目以降に持ち越しとなります。

番付しこ名番付しこ名
05東小結金碇西前3大江嶋12
12東前1今碇西関脇関ノ戸50

全勝で(大関相当)関ノ戸は、今場所星の上がらない今碇に勝って全勝を守りました。先々場所からの通算で13連勝中です。

番付しこ名番付しこ名
40東関脇雷電西前2戸田川40

関脇と前頭2の全勝対決は預りの引き分けとなりました。勝ち越し数で考えると、関ノ戸が星を伸ばしただけに、雷電戸田川共に痛い引き分けとなります。

番付しこ名番付しこ名
40東大関釈迦ヶ嶽西前1達ヶ関41

大関の釈迦ヶ嶽が、達ヶ関を下して、若手全勝対決を制しました。今場所だけでなく、今後の力関係を測る上でも大きな1勝といえます。また、他の全勝力士が星を伸ばせない中、白星一つを上積みできたのも大きいです。一方で達ヶ関は優勝争いから一歩後退となります。

優勝争いは今日の成績で、以下の通り関ノ戸が一歩リードとなります。

  • 勝越5(5-0)…西関脇(大関相当)関ノ戸
  • 勝越4(4-0)…東大関・釈迦ヶ嶽、東関脇・雷電、西小結・友綱、西前2・戸田川

2.六日目取組

2-1.二段目

番付しこ名番付しこ名
23東二8獅子垣不明荒馬00
23東二8獅子垣不明上総川13
11東二7鶴渡不明久米川10
40東二6山分西二6大山32
00不明永濱西二5荒飛33
05東二3森山西二7秀ノ山23

二段目で優勝争いトップの山分は、同じ番付の大山と対戦します。後続で3-1の東二5・甲山が六日目に取組がないため、山分が勝てば大きく優勝に前進します。

2-2.幕内

番付しこ名番付しこ名
21東二1外ヶ濱西前3大江嶋12
03東前1八雲山西前1達ヶ関41
05東小結金碇不明上総川13
03東二2柏戸西関脇関ノ戸50
40東関脇雷電西小結友綱40
40東大関釈迦ヶ嶽西前2戸田川40

六日目も4-0同士で星の潰し合いがあります。大関・釈迦ヶ嶽は、西前2・戸田川と全勝対決です。共に、優勝経験のある関ノ戸友綱との対戦を残しており、勝った方が優勝争いに残ると共に、直接対決があるかもしれません。

大関相当挑戦の友綱は、五日目に二段目相手に痛い引き分けとなり、優勝するにはもう負けられませんが、10年ぶりの江戸相撲で同じく4-0の雷電との力関係は読めないところがあります。

4-0の星の潰し合いに比べ、5-0の(大関相当の)関ノ戸は、勝ち星なしの二段目力士との対戦となり、随分取り組みに恵まれています。

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この記事を書いた人

子供の頃、千代の富士全盛の時代から、40年以上相撲をみてきました。それでも自分の生まれる前の力士のことはよく分からず、今の横綱・大関争いを見るのと同じ感覚で、昔の相撲を何とかシミュレーションしてみたく、もがいてみました。

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