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1770年(明和7年)11月場所 四日目結果・五日目取組

目次

1.四日目結果

1-1.二段目

番付しこ名番付しこ名
13東二8獅子垣不明十七川10
東二7鶴渡不明久米川10
30東二6山分不明上総川13
21東二5甲山西二7秀ノ山22
04西二4岩ヶ楯不明羽黒山11
04東二3森山西二6大山22

二段目の優勝争いトップは、3-0の東二6・山分です。

1-2.幕内

番付しこ名番付しこ名
02東二2柏戸西前2戸田川40
11東前2今碇西前1達ヶ関40
04東小結金碇西小結友綱40
21東二1外ヶ濱西関脇関ノ戸40
40東関脇雷電西二5荒飛22
30東大関釈迦ヶ嶽西前3大江嶋02
  • 4連勝 関脇の雷電関ノ戸、小結・友綱、西前1・達ヶ関、西前2・戸田川
  • 3連勝 大関・釈迦ヶ嶽

連勝中の上位陣は安泰で、そのまま星を伸ばしました。関ノ戸は先々場所からの通算で12連勝中です。

一方で今場所初登場の、東小結・金碇は4連敗、東前1・八雲山は3連敗のあと四日目から休場となり、幕内の番付では荷が重かったようです。

2.五日目取組

2-1.二段目

番付しこ名番付しこ名
13東二8獅子垣不明羽黒山11
30東二6山分西二7秀ノ山22
21東二5甲山西二5荒飛22
04西二4岩ヶ楯不明君ヶ濱01
04東二3森山西二5荒飛22
02東二2柏戸西二6大山22

二段目優勝争いトップ3-0の山分は、ここまで番付外の力士と当たってきましたが、二段目下位の秀ノ山と対戦が組まれました。

2-2.幕内

番付しこ名番付しこ名
21東二1外ヶ濱西小結友綱40
04東小結金碇西前3大江嶋02
11東前1今碇西関脇関ノ戸40
40東関脇雷電西前2戸田川40
30東大関釈迦ヶ嶽西前1達ヶ関40

今場所も後半戦に入り、いよいよ全勝同士の星の潰し合いとなってきます。

五日目一番の注目の取り組みは、大関・釈迦ヶ嶽と西前1・達ヶ関の、若手(20代前半)全勝対決です。番付こそ違いますが、共に実力相撲では初めての場所なので、この対戦で両者の力関係が分かります。

また、関脇・雷電と西前2・戸田川も全勝対決です。雷電は10年ぶりの江戸相撲なので、これも対戦結果で両者の力関係が分かります。

同じく全勝の関脇(大関相当)関ノ戸と小結・友綱は、三役経験が長く優勝経験もあり、実績十分のため、全勝対決からは外れ、対戦相手に恵まれました。大関相当挑戦の友綱は、勝てば勝ち越し3以上が決まるため、大関相当昇進が確実となります。

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この記事を書いた人

子供の頃、千代の富士全盛の時代から、40年以上相撲をみてきました。それでも自分の生まれる前の力士のことはよく分からず、今の横綱・大関争いを見るのと同じ感覚で、昔の相撲を何とかシミュレーションしてみたく、もがいてみました。

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