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1771年(明和8年)3月場所 番付評

目次

1.番付

幕内
先場所西先場所
初登場二王堂大関釈迦ヶ嶽東大関6-0
出水川関脇関ノ戸西関脇7-1
雪見山小結友綱西小結4-0
稲川前1越ノ海
東二31-7千田川前2雷電東関脇4-1
初登場平石前3達ヶ関西前17-1
初登場一ツ松前4盤井川

1-1.三役

三役
先場所西先場所
初登場二王堂大関釈迦ヶ嶽東大関6-0
出水川関脇関ノ戸西関脇7-1
雪見山小結友綱西小結4-0

三役6名のうち、先場所から連続出場している、西大関・釈迦ヶ嶽、西関脇・関ノ戸、西小結・友綱の3名にまず注目してみましょう。

1-1-1.西大関・釈迦ヶ嶽

釈迦ヶ嶽(223cm172kg、22歳)は、先場所、番付初登場で、いきなり初優勝を果たしました。もちろん連覇が期待されますし、まだ若いですので、今後の時代を作れるかにおいても、大事な場所となります。

なお、連勝記録は引き分けを挟んで6連勝中となります。

また、大関で優勝していますので、今場所は「横綱相当挑戦」の場所となります。(準優勝以上が最低条件)

1-1-2.西関脇(大関相当)・関ノ戸

関ノ戸(179㎝131㎏)は4場所連続の西関脇となり、三役在位9場所目で35歳のベテランです。12場所連続で勝ち越し(3,6,3,3,5,4,5,3,4,4,7,6)と非常に安定しています。優勝も先々場所も含めて3回経験しており、常に優勝争いに絡んできます。直近12場所の成績は以下の通りです。

西暦元号番付成績
1765明和203西前35勝2敗1休
10西前36勝0敗2無
1766303西前25勝2敗1休1預
10西小結4勝1敗1休2分
1767403西前36勝1敗1分
10西関脇5勝1敗2分1預
1768509西関脇5勝0敗2休1無
115勝2敗1無
1769604西小結4勝0敗2休1分
10西関脇5勝1敗1休1分
1770703西関脇7勝0敗1分
11西関脇7勝1敗

先場所7日目まで、引き分けを挟んで15連勝と絶好調でしたが、いきなり現れた釈迦ヶ嶽に敗れて、逆転で優勝をさらわれ、連覇も連勝記録もなくなってしまいました。とはいえ、ここまでの実績を見れば、今場所も十分巻き返しが期待できます。

なお、先場所から「大関相当」になっており、優勝同点だったため、関ノ戸も「横綱相当昇進」がかかる場所となります。(準優勝以上が最低条件)

1-1-3.西小結(大関相当)・友綱

友綱(167cm)は4場所連続の西小結となり、三役在位10場所目で37歳のベテランです。関ノ戸と共に現在の大相撲を引っ張っているといえるでしょう。9場所連続で勝ち越し(3,1,1,5,6,3,5,5,4)と安定しており、優勝経験も2回あり、常に優勝争いに絡んでくる一人です。直近9場所の成績は以下の通りです。

西暦元号番付成績
1766明和310西関脇3勝0敗3休2分
1767403西前12勝1敗1休1分3預
10西前13勝2敗3休1預
1768509西小結5勝0敗2休1預
11西6勝0敗1分1無
1769604西前14勝1敗1休1分
10西小結6勝1敗1休
1770703西小結6勝1敗1休
11西小結4勝0敗1休1分2預

先場所、シミュレーションで決めた大関相当の昇進条件を、以下の通り満たしました。

  • 3場所連続で、三役以上 → 西小結、西小結、西小結
  • 3場所連続で、勝ち越数3以上 → 5、5、4
  • 引き分け・休みを除く3場所の勝率が7割以上 → 通算16勝2敗(8割8分9厘)

今場所は「大関相当」として最初の場所となります。

1-1-4.東関脇(元大関相当)・出水川

出水川(140㎏)は、1765年(明和2年)3月場所に、東小結で初登場して優勝して以来、三役在位9場所目、優勝3回と実績を残しています。ただ、最近は番付に載らないことも多く、初めて東関脇に上がった場所以外は、苦戦しています。

なお出水川は、後に「極め出し」の技のことを「泉川(出水川)」というほど、「極め出し」が得意だったそうです。おそらく、相当腕力が強かったのでしょう。

西暦元号番付成績
1765明和23東小結7勝0敗1分
10東小結3勝0敗1休2分1預1無
176633東小結5勝0敗1休1分1預1無
10東小結2勝1敗3休1分1預
176743東前16勝1敗1分
10東小結7勝0敗1休1分
176859番付外
11番付外
176964東小結4勝2敗1分
10東小結3勝2敗2休1分
177073東関脇5勝0敗1休1分1預
11番付外

シミュレーションで決めた大関相当の昇進条件を、1765年(明和2年)3月場所から、3場所で当てはめてみました。

  • 3場所連続で、三役以上 → 東小結、東小結、東小結
  • 3場所連続で、勝ち越数3以上 → 7、3、5
  • 引き分け・休みを除く3場所の勝率が7割以上 → 通算15勝0敗(10割)

よって、1766年(明和3年)10月場所から「大関相当」に昇進したとみて良いでしょう。ただ、1768年に2場所連続して番付外のため、大関相当から陥落したとみなします。さらに翌場所も勝ち越し3以上(現代の10勝以上)を上げていないので、「大関相当」復帰は果たせず、「元大関相当」の扱いとみなします。(感覚としては、現代の「元大関」と同じで、大関ではないが実力者の一人としてみなします。)

1-1-5.東小結(元大関相当)・雪見山

雪見山(139kg)は、番付記録が残っている一番古い、1757年(宝暦7年)10月場所に、東大関として載っており、日本相撲協会が認定している初代大関です。

ただし、大関として載ったのはこの場所だけで、以降は関脇以下の力士として活躍しています。4場所前に急に0-6と調子を崩し、以降は全休、番付外が続いていました。もしかしたら、怪我か病気があったのかもしれません。

優勝経験が1回あり、以前は優勝争いに加わっていたため、今場所は、以前の実力が戻っているのか復帰の場所となります。

西暦元号番付成績
1764宝暦134東小結4勝3敗1休
10東小結4勝1敗3無
1763143東小結5勝0敗1休1預1無
明和10東小結5勝1敗1分1無
176523東前23勝1敗1休2預1無
10東前25勝0敗3無
176633東前24勝2敗2休1預
10東前32勝2敗3休1預
176743東前43勝0敗3休1分1無
10東前15勝0敗1分1預2無
176859東小結5勝0敗2休1預
116勝0敗1預1無
176964東前10勝6敗1休1預
10東前10勝0敗8休
177073番付外
11番付外

元々大関でしたが、一場所だけでしたので、当時は看板大関と考えて、シミュレーションで決めた大関相当の昇進条件を、1764年(宝暦13年)10月場所から、3場所で当てはめてみました。

  • 3場所連続で、三役以上 → 東小結、東小結、東小結
  • 3場所連続で、勝ち越数3以上 → 3、5、4
  • 引き分け・休みを除く3場所の勝率が7割以上 → 通算14勝2敗(8割7分5厘)

よって、1765年(明和2年)3月場所から「大関相当」に昇進したとみて良いでしょう。ただ、1769年4月場所から、負け越し、全休となり、大関相当から陥落したとみなします。さらに翌場所も番付外で勝ち越し3以上(現代の10勝以上)を上げていないので、「大関相当」復帰は果たせず、「元大関相当」の扱いとみなします。

1-1-6.その他の三役力士

東大関・二王堂は、今場所のみの番付で、後半に二番しか取らないため、恐らく看板力士です。

1-2.前頭

前頭
先場所西先場所
稲川前1越ノ海
東二31-7千田川前2雷電東関脇4-1
初登場平石前3達ヶ関西前17-1
初登場一ツ松前4盤井川

8名のうち先場所から幕内で連続出場している、達ヶ関、雷電、さらに実績のある、稲川、越ノ海にまず注目してみましょう。

1-2-1.西前3・達ヶ関

先場所優勝した釈迦ヶ嶽に敗れたものの、優勝同点の7-1だった達ヶ関(後の横綱・谷川)(189cm162kg、20歳)に期待していたのですが、今場所は全休となりました。

1-2-2.西前2・雷電

雷電(後の名大関・雷電とは別人)は、先場所、10年ぶりの江戸相撲で4-1と健闘し、中盤まで優勝争いに加わっていました。なぜか番付は下げましたが、今場所もどこまで健闘できるかに注目です。

1-2-3.東前1・稲川

稲川は二段目からスタートした、叩き上げの力士で、以前から二段目では5回優勝するなど、好成績を上げていました。1969年(明和4)年4月場所にやっと新入幕を果たし、翌場所は7-1と優勝同点の成績を上げました。

ここ二場所は番付外でしたが、実力的には幕内上位でも十分戦える力がありそうです。

西暦元号番付成績
1764宝暦134西二35勝2敗1休
10西二77勝0敗1預
1763143西二16勝2敗
明和10西二28勝0敗
176523西二37勝1敗
10東二22勝2敗1休1分1預1無
176633西二45勝1敗1休1分1無
10西二47勝1敗
176743西二36勝0敗1休1無
10西二15勝3敗1休
176859番付外
11番付外
176964西前44勝2敗1休
10西前37勝1敗
177073番付外
11番付外

1-2-4.西前1・越ノ海

越ノ海は、1760年(宝暦9年)9月場所に前頭5で初土俵を踏み、一度二段目に落ちたものの、1764年(宝暦13年)4月場所以降は幕内に定着しています。相撲巧者と言われ、1770年(明和7年)3月場所で番付外になるまで、14場所連続で勝ち越し3以上と安定した成績を残しています。

3場所前には3度目の優勝を果たしており、大関に見合うほどの成績を残していますが、番付運に恵まれず、まだ三役経験もありません。2場所のブランクが気になりますが、今場所も優勝候補の一人と言えるでしょう。

西暦元号番付成績
1764宝暦134西前55勝1敗1預1無
10西前43勝0敗3休1預1無
1763143西前35勝2敗1無
明和10西前46勝2敗
176523西前56勝2敗
10西前56勝0敗1預1無
176633西前35勝2敗2分
10西前16勝0敗1分1預
176743西前46勝2敗
10西前35勝1敗1休1預1無
176859東前14勝0敗1休1預2無
11西6勝1敗1休
176964西前26勝0敗1休
10西前17勝1敗
177073番付外
11番付外

1-2-5.その他の前頭力士

東前2・千田川は、先場所一場所だけ、森山として二段目で取っていましたが、1-7と振るわなかったにも関わらず、なぜか新入幕となりました。先場所、西前2で5-1の戸田川が二段目に落ちているので、この辺の事情はよく分かりません

とはいえ、稲川・友綱・越ノ海と共に「四天王」と言われており、大阪出身で、先場所前は7場所連続で番付外であることを考慮すると、番付外の時期に、もしかしたら京都・大阪興行で実績があったのかもしれません。

この時期は一場所の成績だけでなく、(一見不可思議な昇降は)トータルの実績が番付に考慮されているようなので、他で実績を上げていたことは十分考えられます。(大名同士の忖度なども考えられますが、看板力士以外は、ここではなるべく実力としての理由付けを考えていきます。)

東前3・平石は、今場所初土俵ですが、今場所のみで引退しております。す相撲を取っているので、「看板(としての)力士」とまでは言いませんが、先場所の金碇や八雲山と同じケースかもしれません。

完全なる推測なのですが、地元の興行などで「強い」と評判だったので、江戸相撲の前頭として連れてこられたが、いざ相撲を取ってみると二段目力士にも全然通じず、二段目からやり直すほどの気持ちもないため、そのまま引退したのか、あるいは地元の興行に戻ったのかもしれません。

東前4・一ツ松は、今場所初土俵ですが、全休となり、来場所以降、実力をみていくことになります。

西前4・盤井川は、番付記録が残っている一番古い、1757年(宝暦7年)10月場所、既に西二3に載っております。三役で頑張っている関ノ戸、友綱と同じ、享保生まれで37歳のベテランです。番付は幕内と二段目を行ったり来たりが続いています。

1-3.二段目

二段目
先場所西先場所
置塩川二1戸田川西前25-1
東前3全休佐渡ヶ嶽二2大江嶋西前32-3
東前21-4今碇二3柏戸東二20-4
西二2全休志賀ノ浦二4外ヶ濱東二13-2
東二55-1甲山二5八雲山東前10-5
西二4全休里見山二6山分東二65-1
西二64-4大山二7奥ノ海初登場
瀧ノ尾二8荒飛西二55-4
西二8全休谷川二9秀ノ山西二75-3

1-3-1.幕内経験力士

戸田川、佐渡ヶ嶽、大江嶋、今碇、八雲山は幕内からの陥落です。西二1・戸田川だけは勝ち越して優勝争いまでしたのに、先場所までいなかった幕内常連力士が戻ってきたこともあり、不運な番付となりました。ただ、幕内下位で戦う力は十分にあると思います。

他も軽く触れておくと、東二2・佐渡ヶ嶽は先場所が新入幕でしたが全休となり、再度挑戦となります。西二2・大江嶋は先場所、幕内二場所目でしたが、最初に2日休んでしまい、2-3と本調子でなかったかもしれません。

東二3・今碇は先場所、5場所ぶりの幕内でしたが、幕内力士には通じず1-4と負け越しました。西二5・八雲山は先場所、幕内で初登場でしたが、0-5と全く通じず、今場所も休場となります。

西二4・外ヶ濱は7場所前に初めて西小結で登場しましたが、その後は二段目と前頭を行ったり来たりの状態です。

東二1・置塩川は、番付記録が残っている一番古い、1757年(宝暦7年)10月場所、既に東二2に載っており、幕内で大勝ち(6-1)したこともありますが、三役経験はありません。4場所ぶりに番付に戻ってきましたが、ここ5年ほどは勝ち越しもできていない状況です。

1-3-2.幕内未経験力士

番付しこ名初土俵
西暦元号番付成績
西二3柏戸1760宝暦1010西二9不明
東二4志賀ノ浦1768明和511西二54勝4敗1預
東二5甲山1760宝暦1010東二9不明
東二6里見山1763宝暦1310西二32勝1敗
西二6山分1768明和511西二65勝2敗
東二7大山1768明和511東二64勝2敗1無
東二8瀧ノ尾1770明和73東二62勝2敗1預
西二8荒飛1765明和210東二31勝3敗1無
東二9谷川1770明和711西二8全休
西二9秀ノ山1770明和73西二65勝3敗2預

西二3より下の力士は、西二4・外ヶ濱、西二5・八雲山を除き、全て幕内経験がありません。東二5・甲山と、西二6・山分は先場所、二段目の優勝争いをしましたが、番付は変わりませんでした。幕内上位力士との対戦で勝たないと、なかなか入幕できないのかもしれません。

1-3-3.初土俵力士

  • 西二7・奥ノ海

奥ノ海は先場所、番付外で1番だけ取って敗れていますが、番付に載るのは今場所が初めてです。

1-3-4.休場力士

番付しこ名初土俵
西暦元号番付成績
東二4志賀ノ浦1768明和511西二54勝4敗1預
西二5八雲山1770明和711東前10勝5敗

西二2・志賀ノ浦は、二場所連続での休場となります。

西二5・八雲山は、先場所前頭で初土俵を踏みましたが、全く通じずに、今場所は番付を二段目に落として、休場となります。

1-4.優勝争い・注目力士

先場所だけで見れば、優勝候補の筆頭は連覇を狙う釈迦ヶ嶽でしょう。関ノ戸との直接対決も制しているし、今一番強い力士です。ただ22歳とまだ若く、先場所が初土俵だったため、どの程度安定感があるかは、今場所をみてみないと分かりません。さらに、出水川、雪見山、稲川、越ノ海という、過去の優勝力士が先場所は出ておらず、初対戦となるため、実際の力関係がどうなのかも、今場所次第です。

二番手は、先場所、優勝同点だった関ノ戸です。元々釈迦ヶ嶽が出てくる前に3回優勝していますし、2場所前にも優勝しています。4場所連続の西関脇で、12場所連続で勝ち越し3以上(現代の10勝相当)と非常に安定しています。

さらに、先場所途中まで優勝争いをした友綱も、優勝2回しており、有力力士の一人です。4場所連続の西小結で、9場所連続の勝ち越しと安定しており、優勝争いに加わってくるでしょう。また、今場所は大関相当に昇進してて最初の場所になります。

先場所、10年ぶりの江戸相撲ながら、優勝争いをした雷電も有力力士の一人です。ただ、まだ復帰して二場所目で、出水川、雪見山、稲川、越ノ海ら優勝経験力士とも初めての対戦となるので、本当の実力が残っているのか様子を見たいところです。

先場所に限らず、直近5場所の優勝・同点力士の成績を見ると、以下のとおりです。

西暦元号優勝相当
1768明和511西友綱6勝1分1無
雪見山6勝1分1無
176964西前2越ノ海6勝0敗
10西前1越ノ海7勝1敗
西前3稲川7勝1敗
177073西関脇関ノ戸7勝1分
11東大関釈迦ヶ嶽6勝0敗
西関脇関ノ戸7勝1敗
西前1達ヶ関7勝1敗

二場所不在だったものの、その前に連覇している越ノ海にまず注目です。14場所連続で勝ち越し3以上(現代の10勝相当)と非常に安定しており、実力的には大関相当といっても良いので、優勝候補の一人といってよいでしょう。ただ、番付運に恵まれず、三役になったことがないため、番付上は今場所も平幕となります。

一昨年やっと新入幕を果たした稲川にも注目です。元々二段目では好成績をコンスタントに上げており実力はあったので、入幕二場所目で早くも7-1と優勝争いをしています。二場所のブランクがあるものの、優勝争いに加わってくると面白い存在となりそうです。

元大関相当の雪見山も実力者の一人で、優勝一回、5場所前には優勝争いもしています。ただ、その直後に0-6、全休、番付外、番付外と、急に成績を落としているので、怪我か病気の可能性もあります。今場所は復帰をかける場所となりますが、(江戸相撲で現存最古の)1757年(宝暦7年)から番付に載っているベテランでもありますので、年齢的な衰えがないかも、まずは今場所次第となります。

元大関相当の出水川も三役在位9場所、優勝3回とベテランの実力者です。先々場所は5-0と好成績でしたが、最近は番付外や、振るわない場所も多く、かつての実力が残っているかにも注目です。

優勝争いは若手大関の釈迦ヶ嶽が中心ですが、大関相当の関脇・関ノ戸、小結・友綱が追う形となり、釈迦ヶ嶽が登場する直前に活躍していた、越ノ海、稲川が釈迦ヶ嶽に対抗できるかにも注目です。また、かつての有力力士で元大関相当の関脇・出水川、小結・雪見山がどれだけ復活できるかも見どころとなります。

先場所不在だった、優勝経験力士が3名戻ってきたので、上位に優勝経験力士が6名となり、かなりの混戦が期待されます。

なお、釈迦ヶ嶽、関ノ戸は今場所、横綱相当に挑戦の場所となります。

※あくまでこの時点での見え方ですが、分かりやすく現代の力士に例えると、以下のような感じでしょうか。

  • 釈迦ヶ嶽 … 大の里(若手期待で、将来相撲界を引っ張る力士)
  • 関ノ戸、友綱 … 大栄翔、若隆景(三役常連で優勝経験もあり、実力的には大関に匹敵する)
  • 雪見山、出水川 … 高安(元大関のベテランだか、体調さえ良ければ優勝争いに加わってくる)
  • 稲川 … 一山本(下積みが長いが着実に力をつけて、30歳を超えてやっと幕内上位で通用し始めた)
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この記事を書いた人

子供の頃、千代の富士全盛の時代から、40年以上相撲をみてきました。それでも自分の生まれる前の力士のことはよく分からず、今の横綱・大関争いを見るのと同じ感覚で、昔の相撲を何とかシミュレーションしてみたく、もがいてみました。

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